ジジの戯れ事

八鬼千のやりたい放題

のんびりの一日

2021.09.01(水)小雨ふるやいっこうですかね

「きゃ~、メチャじじいギャグじゃねえ」

さぶいです・・・。気温が低いんだよ~。

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リンドウさん

「寅次郎君、今、君は女房も子供もいないから身軽だと言ったね?

あれはもう十年も昔のことだがね、私は信州の安曇野というところに旅をしたんだ。バスに乗り遅れて田舎道を一人で歩いている内に、日が暮れちまってね。暗い夜道を心細く歩いていると、ポツンと一軒の農家が建っているんだ。

リンドウの花が庭いっぱいに咲いていてね。開け放した縁側から灯りのついた茶の間で家族が食事をしているのが見える。まだ食事に来ない子供がいるんだろう。母親が大きな声でその子供の名前を呼ぶのが聞こえる。

私はね、今でもその情景をありありと思い出すことができる。

庭一面に咲いたリンドウの花。赤々と灯りのついた茶の間。賑やかに食事をする家族たち。

私はその時、それが本当の人間の生活じゃないかと、ふとそう思ったら急に涙が出てきちゃってね。

人間は、絶対に一人じゃ生きていけない。逆らっちゃいかん。人間は人間の運命に逆らっちゃいかん。そこに早く気が付かないと、不幸な一生を送る事になる。

わかるね、寅次郎君。」

第8作『男はつらいよ寅次郎恋歌』より志村喬演じる博の父、飃一郎のセリフを抜粋

 

柴又へ帰って寅さんがおいちゃんたちの前で同じ話をすると、おばちゃんもタコ社長も普通にみんなそんな生活してるよ。と愛想がない。

そんな皆の反応に不満の寅さん。結局、風来坊の寅さんだから心に響いた話なんですね。

 

人間いつかは一人になる。一人で生きていかなければならない。そのために強くならなければならない。と、今の私は思っています。

家族との暮らしは夢みたいなもの、いつかは覚める時が来るでしょう。その時までのんびりゆっくり暮らしていくことが幸せなのでしょうね。

 

今日は雨のおかげで、のんびりできました。

たまには良いですよね。何もしない一日も。

それでは今日はこの辺で、

いつも見ていただきありがとうございます。

それではまた明日(^_^)/~。