ジジの戯れ事

八鬼千のやりたい放題

ハナミズキについて

2020.5.2 マグロの日に、息子が『角上魚類』でカワハギを買ってきた・・・。

マグロはトロよりも赤身が好きな「やきち」のプライベートブログです。

 

先日、品川のお客様から、マンションのハナミズキの葉が二本だけ赤茶っぽいとの相談がありました。昨日、写真入りの手紙が届きました。お話では、枯れているみたいだと言っておられたのですが、良く見ると、若葉が赤くなっているようすでした。一緒に葉っぱ一枚、入れてもらえばよかった・・・。落葉樹で赤系の花を咲かせる木を、前年に強剪定すると、大きめの赤みがかった若葉が、出ることが有ります。たぶん、それではないかとお答えしました。

散歩がてら、ハナミズキの街路樹を赤い葉があるか探しましたら、白い花(総苞片)が咲いている葉は、萌黄色の新葉。赤系(ピンク)の花の新葉は赤みを帯びていました

《参考写真》

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ピンクのハナミズキ   / 赤みがかった新葉(部分)

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白色のハナミズキ    / 萌黄色の新葉(部分)

ただ、今年はあまり花が咲かなかったので、次の剪定時に肥料を入れてほしいとの事。(柿と同じように、ハナミズキも隔年開花の性質があり、前年にたくさん花を咲かせると、翌年は樹木本体を成長させるために、その分、花芽への養分が減り、少しの花しか咲かないこともある)

そこで、花芽分化が6~7月なので、6月の作業時に、リン酸、カリ肥料の多い化学肥料を漉き込みましょうとご提案。中高木なので、一緒にスティック式の科学肥料を打ち込むこもうと思っています。

《ここで肥料の成分、三要素について》

チッ素(N):葉肥/ 茎、葉の細胞を増やし、育成する

リン酸(P):実肥/ 花数増やして、実付きを良くする

カリ (K):根肥/ 根の発育を促し、細根を出やすくする

チッ素成分は、枝葉を伸ばす成分、花芽分化を妨げてしまうので、施さないほうが良い。そして、剪定は形を整える程度の軽剪定が望ましい。葉が落ちて花芽が確認できる11月~2月ごろが、ハナミズキの剪定の適期です。3月に剪定すると、根が動き出していて、切り口から水養分が流れて木を痛めるので、それまでには、ほとんどの落葉樹の剪定を済ませたほうが良い。

以上、自分自身への確認でした。

※これは現場の職人の見解ですので、研究されている方たちの学説との相違はあるかと思います。

今日の花

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ヒューケラ 多年草 花言葉:きらめき、辛抱強さ

《あとがき》

明日は、仕事になりました。ご近所なので、(外出自粛)良いでしょうと勝手に解釈。お客様も、「気にしないからお仕事してください」との事。少し働かないと、懐(お金)は淋しくなり、お腹はぜい肉で埋め尽くされてしまうので、お呼びがかかって良かったです。

大きなお宅なので、2~3日掛かるかなあ~。また、明日も植木屋らしい、ブログになりますよ~。乞う、ご期待です。・・・明日へつづく

18:25 記