娘が生まれたときに奥さんのご両親から、お祝いのお金で、買った雛人形。
修行半ばで、結婚を機に染色工房を立ち上げ、師事していた先生のお計らいで下請け仕事をしていた頃で、暮らしには困らない収入がありましたが、娘が生まれ、何かと物入りで、金銭的な余裕はありませんでした。部屋も6畳二間。一間は仕事部屋。帯や訪問着を染めるときは二部屋が作業部屋になります。染めた生地の下で、手作りの小さなテーブルで食事をしていたのが、懐かしい思い出です。
このひな人形たちが、そのころからずっと、我が家を見守っていてくれました。きっと娘の暮らし向きを心配する、奥さんのご両親の化身でしょうか・・・?
奥さんのお父様と私の両親は他界しましたが、秋田のお母様には、今も変わらないお心遣いをいただいています。これからも元気で、長生きしてください。孫たちもおばあちゃんが大好きですよ~。
今年も、ちらし寿司、食べ過ぎちゃいました・・・。体重は右肩上がり、収入は・・・です。